人間は腸内細菌によって操られている!?
最近何かと話題の腸内細菌!
「腸活」などの言葉も一般的になってきたのではないでしょうか?
私も気になって勉強したところ、面白いことがわかったので書いていきたいと思います!
腸内細菌とは?
腸内細菌とは消化器の中に住んでいる微生物のことです。
微生物は一番最初にこの地球に住み着いた原始的な生命体です。
この微生物は目に見えないので実感することは少ないですが、地球上に信じられないくらいの数が存在しています!
例えば、庭にある土をちょっと摘んだだけで、数十億と言う微生物が含まれています。
ちなみに、人間の腸の中には、1.8キロの微生物が住んでいます。庭の土を少し摘んだだけで数十億なので1.8キロの微生物だとどのくらいの数になるか想像もできないですね。
私たちは腸内細菌と一緒に暮らしていて、同じ物を食べ、同じ生活を送っています。
腸内細菌がどんなことをしているのかと言うと、まずは食べ物の消化をしています。
これは無菌マウスの実験でも証明されていて、生まれた瞬間から無菌状態のマウス(腸内細菌がいないマウス)が生きて行くのに通常のマウスの3倍のカロリーを必要とします。このことから、腸内細菌は消化を助ける働きがあることがわかっています。
このようなことから、最近は腸内環境を整える事でダイエットにつながると考えられているんですね!
腸内細菌には他にも作用が考えられていて、腸内細菌が宿主である人間を操っている可能性があると言う事です。
本当に小さな生物が大きな主人を操ると言うのは自然界では当たり前のようにあるのです。
例えば、アリの脳内に入り込んだ細菌がそのアリを「ゾンビ化」して思い通りに動かして、植物の枝葉に登らされてそこで葉の裏側を食べて、その下にいる感染していないアリの上に菌の胞子を落とすというすごい細菌もいます。
他にも、ミエバエを操ってインスリンを多く生成させ、脂肪を蓄積させる細菌もいます。その脂肪の蓄積は細菌の増殖には役立ちますが、ミエバエには何にも特はありません、むしろ脂肪を蓄積したことのデメリットの方が大きいくらいです。
このように、自然界では当たり前のように細菌に操られることがあります。
そして人間も腸内細菌が脳の報酬系に影響を与えて私たちの食行動に関与していることが考えられます。
その腸内細菌を刺激しやすいのが生成された炭水化物やジャンクフード(ハンバーガーなど)です。
あれらは食品会社の企業努力によって美味しく作られ過ぎたのです!
なので、自然界にあるものよりもハンバーガーを食べたいという欲求が強く出てしまい我慢できないのです。
自尊心が強い人でも、ジャンクフードを頻繁に食べていたらジャンクフードがないと耐えられなくなります。
生成された炭水化物も同じで、ケーキやお菓子を頻繁に食べていたら、ケーキがないと耐えられなくなります。
さらに腸内は迷走神経によって支配されているのですが、迷走神経は脳神経と言って脳から直接出る神経です。
なので、腸内で起こったことはダイレクトに迷走神経を通じて脳に届けられます。
このことも、腸内細菌によって操られているという説に一役買っています。
このブログでお伝えしている、ファスティング(断食)ですが、これはファスティングをしたことによって腸内細菌が新しく生まれ変わることによって体質を変えるというやり方です。
腸内の環境を変えるのは簡単な事ではありません。ですが、腸内環境が整えば痩せやすい身体になったり、疲れにくくなったり、さらにアトピーやアレルギーが軽減したり、メリットがたくさんあります!
腸内細菌はまだまだわからないことも多いですが、その分魅力や可能性を秘めています!
皆さんもぜひ、「腸活」してみて下さい!
国分寺周辺で膝の痛み、腰の痛み、肩の痛み、ダイエット、その他身体のことでお悩みの方はぜひ一度お問い合わせ下さい!!