「猫背」は見た目だけの問題じゃない。肩こりと呼吸の浅さを同時に改善する姿勢矯正

2025年7月24日

デスクワーク中にふと気づくと背中が丸まっている。ガラスに映る自分の姿が、なんだか自信なさげに見える。そして、何をしても取れない慢性的な肩こり…。

もしあなたが「猫背」に悩んでいるなら、それは単なる「見た目のクセ」ではありません。
実はその丸まった背中が頑固な肩こりや、あなたも気づいていないかもしれない「呼吸の浅さ」といった心身の不調を引き起こす根本原因になっている可能性があるのです。

この記事ではなぜ猫背がこれほど多くの問題を引き起こすのか、そしてマッサージだけでは解決しないその理由と、身体を根本から変えるためのアプローチについて解説します。

猫背が引き起こす、見た目以上の「三重苦」

猫背は、単に姿勢が悪く見えるだけではありません。私たちの身体に、じわじわと、しかし確実に負担をかけ続けます。

慢性的な肩こりと頭痛の元凶
頭の重さは体重の約10%と言われています。猫背で頭が前に突き出た姿勢になると、その重さを首や肩の筋肉だけで支えることになり、常に大きな負担がかかります。この緊張状態が血行不良を引き起こし、何をしても改善しない頑固な肩こりや、緊張性の頭痛につながるのです。
無意識の「浅い呼吸」による活力低下
背中が丸まると胸郭（胸の骨格）が圧迫され、肺が十分に広がるスペースがなくなります。すると一回一回の呼吸が浅くなり、体内に取り込める酸素の量が減少します。酸素不足は疲労感や集中力の低下、さらには自律神経の乱れにもつながり、「なんだかいつもスッキリしない」という状態を引き起こすのです。
自信なさげな印象と気分の落ち込み
うつむき加減の姿勢は実年齢より老けて見えたり、自信がなさそうに見えたりするだけでなく、心理的にも影響を与えます。姿勢と気分は密接に関連しており、胸を閉じた姿勢は、気分を落ち込ませやすくするとも言われています。

つらい肩こりを解消しようと、マッサージや整体に通う方は多いでしょう。確かに施術直後は体が軽くなり、楽になります。しかし、数日経つとまた元に戻ってしまう…そんな経験はありませんか？

その理由は猫背が「凝り固まった筋肉」と「弱ってしまった筋肉」のアンバランスによって引き起こされているからです。

マッサージは、前に縮こまって凝り固まった胸や肩の筋肉を「緩める」ことには効果的です。
しかし背中側で姿勢を支えるべき「弱った筋肉」を鍛えなければ、根本的な解決にはなりません。
弱った筋肉が背中を支えきれないため、結局また体の前面にある強い筋肉に引っ張られ、猫背の状態に戻ってしまうのです。

この「すぐに戻ってしまう」悪循環を断ち切るために、Create Lifeでは**「治す（緩める）」と「鍛える」を同時に行う**根本改善アプローチを提案しています。これは人体構造学を熟知した医療国家資格保有のトレーナーだからこそ提供できる他にはないメソッドです。

ステップ1：「治す」- 固まった筋肉を解放し、体の土台を整える

まずは猫背の原因となっている筋肉の緊張を専門的な施術で解放します。

筋膜リリース・マッサージ： 専門トレーナーが硬くなった胸や肩周りの筋膜を的確にリリース。長年のクセで固まった筋肉を緩め、正しい姿勢を取り戻すための準備をします。
骨盤矯正： 姿勢の土台は骨盤です。骨盤の歪みを整えることで、背骨が正しいカーブを描きやすくなり、姿勢全体の安定につながります。

ステップ2：「鍛える」- 正しい姿勢を“維持する”筋肉を育てる

体を緩めて整えたら、次はその状態を維持するための「天然のコルセット」となる筋肉を鍛えます。